7/13 (水) 新宿LOFT 「乙女の事情スペシャル」

 
キノコホテル ライブレポ
 


セットリスト

1.ゴーゴー・キノコホテル

2.新曲 (インスト)

3.おねだりストレンジ・ラヴ

4.新曲

5.Fの巡回

6.すべて売り物

7.太陽の彼方に (カバー)

8.真っ赤なゼリー

9.キノコノトリコ

10.キノコホテル唱歌




1曲目の「ゴーゴー・キノコホテル」から挨拶代わりにしっかり確立された「当ホテル独自の世界観」を見せつけられました。支配人マリアンヌ東雲さんが途中から登場してくるのですが、会場(特に男性陣)はそのエッジの効いた美しい存在感の登場に歓声を上げておりました。


2曲目は新曲。
こちらはインストの曲で、持ち味の昭和感とどことなくホラーな雰囲気も感じさせるコード感。コーラスでもそういったニュアンスの叫び声が入っているのですが、ラストのキメ一発のコードがメジャーなので、その開けた明るい一音の印象からキノコホテルのライブの世界へようこそと歓迎されている気分にもなりました。



続いて3曲目は「おねだりストレンジ・ラヴ」。

ジュリエッタさんのイントロのベースのリフがカッコ良いです!掴みから最高です。ベースリフ好きの方はテンション上がるのではないかと思います。

サビでの「全部頂戴」という言葉と支配人マリアンヌさんのサディスティックなキャラクターがマッチしていて最高でした。

個人的には「ここはどこ!」とシャウトするマリアンヌさんに狂気を感じてフロアで拳を突き上げそうでした。


4曲目にも新曲を披露。
サビのサウンドはドリーミーな可愛さもありますが、それ以外の部分とのギャップが聴いていて楽しい曲でした。


そこからの5曲目、「Fの巡回」。


イントロの部分からマリアンヌさんのMC。

「乙女の事情」というイベントで楽屋がアダルトチームとヤングチームに分かれていて、アーバンギャルドの浜崎容子さんとイチャイチャしていたのよ、とのこと。天皇陛下の話で盛り上がったり、アーバンギャルド松永天馬さんのお尻の穴が最近ヤバいらしいというユーモアあるMCで観客一同沸いておりました。


「ちょっと踊りましょうか」という言葉をきっかけに始まった夏バテ撃退を目的とした少しエッチなダンスで観客と一体となる時間もありました。「そのまま踊り続けなさい」と「Fの巡回」曲本編中も踊らされ続けるフロア。

ダンスビートかつ、しっかりと昭和の匂いを感じるナンバーで昭和のEDM気分でした。



6曲目「すべて売り物」ではアップテンポになり、先ほどまで踊りを踊らされ続けていた観客も弾けるように縦ノリの動きへと変わりました。


続いて7曲目は「太陽の彼方に」 (カバー)。
これは言うまでもなく、キノコホテルにドはまりのカバーでした。
期待に応えてくれた!!という感覚になりました。


8曲目の「真っ赤なゼリー」では中盤以降でギターソロがピックアップされる部分があって痺れました。


続けて9曲目の「キノコノトリコ」。
ラストの曲となる10曲目の「キノコホテル唱歌」へ向けて加熱。


「キノコホテル唱歌」では曲中メンバー紹介も交えており、メンバーそれぞれの見せ場がありました。
イザベルさんのギターファズは会場に轟き、全列の男性たちの鼓膜を突き破る程のインパクトでした。
久々にあんなに大きなファズの音を聴けて楽しかったです。

そして、ファンの皆様が楽しみにしているマリアンヌさんがキーボードの上に乗り弾き狂うプレイもありました!その際豪快にキーボードの上で腰をくねらせセクシーに踊っていらっしゃいましたので、大変盛り上がりました。


上がりに上がり最後まで毒とアングラ、ポップの融合したキノコホテル独自の世界が続きライブは終演となりました。


40分ほどのステージでしたが、メンバーそれぞれのキャラクター、ショーとしての一貫性などが非常に素晴らしかったため、この後家に帰るのか〜…嫌だ…!!と寂しくなるほどでした。笑
例えるならば、ディズニーランドに行った翌日に現実に戻るのが嫌というあの感じでしょうか。
最高のエンターテイメントでした。




そして、今月7/27発売のニューアルバムについても告知がありました!

5作目となるフルアルバム「マリアンヌの革命」。

大傑作とのことで、とても楽しみです。
レンタルじゃなくて買って下さいね、というライブMC内での言葉には切実に共感です。


ご存知かとは思いますが、レンタルはアーティストさんにお金は入りません。

次作を楽しみにしているアーティストさんがいらっしゃいましたら音源の購入をするべきですね…。

アーティスト云々と言うよりかは、ご飯が食べれなければ人間は死んでしまいますので是非買って下さい!



フルアルバム「マリアンヌの革命」。
発売が楽しみになる最高のライブでした。